風邪と漢方薬 東洋医学から診た風邪の治し方

風邪とうありふれた病気ですが、
西洋医学には風邪の根本的治療はありません。

インフルエンザに対しては抗ウイルス薬がありますので
根本的治療と言えますが、
ごく一般の風邪には対処療法しかありません。

みなさんは、風邪とインフルエンザの違いは分かりますよね?

同じウイルスで発症しますが、ウイルスの種類が違います。

インフルエンザはインフルエンザウイルス
風邪はアデノウイルスライノウイルスなどです。

そして発症の仕方も違っていて、
インフルエンザの場合は、症状が激しく悪寒、高熱が出て
頭痛、筋肉痛などが起こりやすいです。
風邪というと、鼻水、鼻づまり、喉の痛みなど上気道炎が中心です。

西洋医学は原因となる標的が見つかれば治療の効果が高いのですが、
原因がはっきりしない場合や原因が分かっていても有効な薬がない場合はお手上げです。

インフルエンザに対しては原因となるウイルスを抑制する薬がありますが
一般の風邪のウイルスに対する薬はありません。

ですから、症状を抑えるだけの方法しかありません。

一方、東洋医学は病気を起こす原因を外に求めるのではなく
自分自身の体に目を向けます。

風邪やインフルエンザを引き起こすウイルスに問題があるのではなく、
ウイルスに感染しないように予防したり、ウイルスに感染したとしても
すぐにウイルスを排泄するような対処をすればいいと考えられます。

私は東洋医学は

「排泄の医学」

であると思っています。

そもそも、
「薬が効いた」
といいますが、
薬は直接働いて病気を治していません。

病気を治すのは、
本来、体に備わっている

「自然治癒力」

によって治ります。

その力を助けるのが薬の役割です。

西洋薬も漢方薬も自然治癒力を引き出すことで病気を治しています。
でも、この力を引き出す方法が違うのです。

西洋薬は病気の原因を徹底的に追求し、その原因を追い出す又は
攻撃することで体のバランスを取り戻そうとします。

しかし、

漢方薬は体のバランスを発揮しやすいように、
まずは身体という環境を整えることから始めます。

攻撃力にすぐれている西洋医学か
予防にすぐれている東洋医学か
どちらを選んで治療するかは状況によって違ってくると思います。

インフルエンザが抗ウイルス薬で治療できるようになったとはいえ
漢方薬が劣ってはいません。
インフルエンザの抗ウイルス薬と漢方薬を比較した試験でも
同等の結果が得られています。

さらに、抗ウイルス薬には
新たな耐性という問題点があるのです。

病気を治す力は薬にあるのではなく
人間本来がもっている自然治癒力によって
病気は治っていきます。

ですから病気を治すには、西洋医学にせよ
東洋医学にせよ、いかに自然治癒力を高めるかが重要になります!

それでは、みなさん今日も幸せにお過ごしください!

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