風邪・インフルエンザで知っておきたい耐性菌の問題

前回インフルエンザと漢方ということで書かせてもらいました。
毎年、話題になることですが、風邪やインフルエンザといった
身近な病気には自分できちんと対応できたほうがいいと思います。

これからは「セルフメディケーション」の時代です。

自分の健康は自分で守っていく時代です。

風邪を引いてあわてないようにするために、
普段から健康管理だとても大切です。

インフルエンザウイルスに対する薬を服用できるようになりましたが
問題があるといいました。

それは「耐性」の問題です。

ウイルスも人間と同じDNAをもっています。
ウイルスは単独では生存できませんが、人間や動物に感染することで
DNAを増やしていくことができます。

ウイルスも一つの生命体ですので、子孫を増やさなければいけません。
ですから、増殖を妨げるようなことが起きても、
DNAを変化させて生き延びようとします。

変化したDNAをもつウイルスは、今までの薬は効かなくなってしまいます。
つまり、薬が効かなくなることを「耐性」といいます。

これは抗菌薬にも言えます。

ですから、むやみに抗ウイルス薬や抗菌薬の使用は避けなければいけません。
薬と菌の戦いは終わりがありません・・・・

次から次に変化する菌に対して
薬をつねに開発していかなければいけませんから、
「いたちの追いかけっこ」になってしまいます。

耐性を起こさないためにも、抗ウイルス薬や抗菌薬は
処方された分をきっちり服用して飲みきることです。

自分勝手に飲んだり飲まなかったりすると薬の効果が発揮されませんし、
耐性ができやすくなります。

漢方薬の場合は、耐性の問題はありません。
そもそも漢方薬は体の環境を整える薬であり、
ウイルスや菌を体から早く排泄させるようにするため
耐性については問題はありません。

しかし、

強力な細菌やウイルスが侵入してきた場合は、
漢方薬で対応するには無理で、その時は西洋薬で攻撃したほうがいいです。

ですから、

西洋薬、漢方薬も臨機応変に適切に使用したほうがいいと思います。
すべて西洋薬でもいけませんし、すべて漢方薬だけでも治療はうまくいきません。

お互い得意分野があるので、それを上手く組み合わせて
治療をしていくべきだと思います。

セルフメディケーションの時代は他人任せの医療ではなく
自分で治療法を選択していくことです。

正しく選択をしていくためには正しい情報、適切な情報が必要です。

そのために、このブログを通して薬剤師の立場から見た適切な情報を
発信していきたいと思います。

長文になりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます!

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。