漢方から見る鼻かぜとは?

風邪やインフルエンザの予防で欠かせない事って知っていますか?

よく言われることですが、

「うがい」

「手洗い」

はもちろんのこと、
体を冷やさないようにすることが重要です。

つまり、

厚着して体温を逃がさないようにすることと
冷たいもの、体を冷やすものは食べないようにしてください。

あと加湿も重要です!

いま、市販のマスクに加湿できるタイプがあるので、
外出するときは、このマスクをつけるといいですね。

前回の記事で鼻かぜについて書きましたが、
今回は漢方的な立場から見ていきたいと思います。

中医学では、鼻は肺と関係していると考えます。

漢方用語では

「肺は鼻に開穴(かいきょう)する」

といって、
呼吸の出入り口である鼻の症状は
肺の状態が現れたものと考えています。

鼻水は鼻づまりのほとんどは、
肺が何らかの原因で冷えた

「肺寒(はいかん)」

によるものとされています。

肺寒とはウイルスなどの病因が寒邪(かんじゃ)によってもたらされたものを示して
肺が冷えて起こります。

寒邪とは、
冬の冷たい風、冷たい飲食物のことをいいます。

一方では、肺が熱をもつ

「肺熱(はいねつ)」

が原因の場合もあります。

肺熱は、ウイルスが温邪(おんじゃ)または熱邪(ねつじゃ)によって
もたらされます。

温邪・熱邪とは
暖かい乾燥した空気のことをいいます。

鼻かぜのタイプには

「肺寒タイプ」

「肺熱タイプ」

の2種類あります。

この2つのタイプは鼻水の状態によって
簡単に区別がつきます。

肺寒タイプの鼻水は
サラサラして水っぽく、鼻をかんでも
すぐに鼻水が出てくるタイプです。

みなさんも経験があると思いますが、
ティシュの箱を手放せなくくらいに
鼻水が出てきます。

一方で肺熱タイプの鼻水は
粘り気があって、鼻水が黄色く色がついています。
どちらかというと、肺熱タイプは鼻づまりが強くなります。
また、鼻が熱っぽく、乾燥して感じる場合もあります。

肺寒が起こるのは、
冷たい空気にさらされて体が冷えたり、
冷たいものによって胃腸が冷えることでおきます。

漢方では陰陽五行論という考え方があり、
これによると、肺と胃は親子関係にあります。

ですから、胃が冷たいものによって冷やされて
機能が低下すると、水分代謝が低下し、
胃腸で処理できなかった「水」が
肺に影響して鼻水、くしゃみがおきます。

ここの所は、もっと詳しく説明したいのですが、今の段階では
混乱が起きると思いますので、
今回はそういうものだと理解しておいてください。

また、肺が関係している部位は他にもあります。
それは

「皮膚」

です。

漢方用語では
「肺は皮毛(ひもう)をつかさどる」
といいます。

ですから、体表を冷やすことは、
肺を冷やすことと同じです。

みなさんも経験あると思いますが、
寒気が急に襲ってきて、
くしゃみ、鼻水が出たことがあると思います。
これは、皮膚が冷やされて、肺に影響したことを
現しています。

肺寒は、他に花粉症やアトピー性皮膚炎などの
原因にもなります。

このように肺寒タイプの場合の治療は
肺を温める漢方薬を使うのですが、
胃の冷え、つまり胃寒(いかん)
の治療もする必要があります。

ちょっと長くなってしまいましたが、
次回は実際につかわれる漢方薬を紹介したいと思います。

それでは、みなさんHappy Lifeをお過ごし下さい!

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