喉の痛みの風邪にお薦めの漢方薬!

風邪の引き始めに鼻の症状からくる人いますが、
喉の痛み、発熱から始まる人もいます。

のどの痛みの原因の約90%は風邪が原因だと言われています。

その代表的な疾患が「咽頭炎」

風邪のウイルスや細菌が鼻、口から侵入し、咽頭粘膜に
感染して炎症を起こします。

その他に、溶連菌が原因の溶連菌感染や
アデノウイルスが原因のプール熱(咽頭結膜熱)でも喉の痛みが起こります。
プール熱は夏風邪として有名です。

喉の風邪の症状は、喉の痛みのほかに、38℃の発熱、倦怠感などですが、
軽い場合は、喉の乾燥や異物感を覚える程度で2~3日で治ります。
ただし、炎症が喉全体に広がり、特に偏桃の炎症が強くなった場合は「急性偏桃炎」と診断されます。

漢方的な立場から見ると、
喉の痛みは、ウイルスや細菌などの外邪(がいじゃ)が体内に侵入することによって
炎症を引き起こすと考えます。

外から入ってくる邪にも2種類あって
風寒邪
風熱邪
です。

風寒、風熱邪によって発症する状態も変わってきます。

風寒タイプは症状として冷えがメインに出てくるタイプです。
つまり、寒気、鼻水、鼻づまりなどがあって喉も痛い場合です。

風熱タイプは症状として熱がメインに出てくるタイプです。
つまり、発熱、喉の痛みがある場合です。

主に炎症を引き起こすのは風熱邪です。

これは字のごとく、熱の性質を持っている邪だからです。
風熱邪の季節は夏~秋や春~初夏にかけて、気温が高い時期です。
また、冬でも暖房などで乾燥した空気を吸うことでも風熱の邪を受けやすいです。

沖縄では、冬でも温かいので風熱の邪が中心です。
このように、地域によっても受ける邪の種類が違いますし、
人それぞれの体質によっても受ける邪が違います。

元々冷え性の人は風寒の邪を受けやすいですし、
熱がりの人は風熱の邪を受けやすいです。

また、邪は体に侵入してから変化します。

つまり、風寒邪は体に入ると風熱の邪に変化します。

これを漢方用語では「化熱(かねつ)」といいます。

分かりやすくいいますと、
始めは鼻水、鼻づまり、悪寒だったのに、日にちが経つにつれて、
喉の痛み、発熱に変化することです。

みなさんも経験があると思います。

風邪に使われる漢方薬で有名なものに
「葛根湯」がありますが、
これは風寒邪を受けたときの風邪に使いますが、
化熱して炎症が起きた場合にも葛根湯を使います。

風寒タイプの喉の風邪には
1、葛根湯(かっこんとう)
2、小柴胡湯(しょうさいことう)
3、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょう)
などが使われます。

喉の痛みが強いときは
「桔梗石膏」と一緒に使ったりします。

風熱タイプの喉の風邪には
1、駆風解毒湯(くふうげどくとう)
2、銀翹散(ぎんぎょうさん)(別名天津感冒片てんしんかんぼうへん)
などが使われます。

ここに紹介したのは一部ですが、他にも色々処方はあります。
どの処方も市販用(OTC)として販売されているので、
興味のある方は近くの薬局・ドラックストアの薬剤師に相談してください。

オススメするのは常備薬として
風寒タイプの葛根湯
風熱タイプの銀翹散
の2種類を置いておいた方がいざというときに役に立つと思います。

それから、一つ服用方法で重要なポイントがあります。

風寒タイプの漢方薬を服用する場合は、必ず熱い湯に溶かして服用することです。

これで、発汗作用を促し体が温まり、風邪の治りが早いです。

風熱タイプの漢方薬を服用するときは、熱い湯に溶かした後、
少し冷ましてから、ぬるい状態で服用してください。

熱い湯で服用すると、炎症が強くなりのどの痛みも強くなるので、
溶かした後は冷まして服用してください。

これを漢方用語では「冷服」といいます。
この字を見て氷水で服用と勘違いしないでくださいね。

次回は、咳の風邪について話したいと思います。

それでは、みなさんHappy Lifeをお過ごし下さい!

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