漢方とクリスマスの意外な関係その②

以前「クリスマスと漢方」という記事を書きました。

クリスマスというキリスト教の行事がなぜ漢方に結びつくのか?
不思議に思った方も多いと思います。

今回はさらに前回では紹介できなかったことを補足して紹介します。

イエスが誕生したとき、東方から3人の博士が誕生を祝ってやってきました。
その時に、持参したお祝いの品が

「乳香」

「没薬」

「金」

でした。

なんと、漢方で使われる「乳香」「没薬」が
イエスへの贈り物だったのです。

つまり、

乳香、没薬は金と同じくらい高価なものだったのです。

宗教の儀式には香りが重要です。
仏教でも線香を焚きますよね?

キリスト教でも乳香、没薬が焚かれます。

香りというものは、精神を高揚させたりリラックスさせたりする作用があります。

また、いい香りがするものは手に入りにくい自然のものです。

「香」のつく漢方薬としては

「麝香(じゃこう)」

「沈香(じんこう)」

「木香(もっこう)」

「香附子(こうぶし)」

などがあります。

いずれも、いい香りがします。
沈香の中でも、質のいいものは「伽羅(きゃら)」と呼ばれ
香道で使われます。

宗教的に乳香、没薬をどのように解釈しているか調べると
「乳香」は、神への供物、礼拝を象徴するもので、祈りの象徴です。

イエスが「神から油を注がれた者(キリスト)」であり、聖別されている者であることを意味ます。
さらに、イエス自身が崇拝を受ける存在、「神」であることも現します。

「没薬」は、清らかな肉体、懺悔を象徴するもので、死の象徴です。

没薬は、ミルラとも言い、本来 死者の身体に、死体の防腐剤として塗られるものでした。
このことは前回のブログにも書きました。

世界の罪を負い「神の子」として死ぬためにこの世に生まれ、やがて復活することをも意味しています。
(Happy Christmasからの引用)

ちなみに、

「黄金」は、神への愛、信愛を象徴するもので、王位の象徴です。

王位の象徴である「黄金」をイエスにささげたことは、
すなわちイエスが「諸王の王」と呼ばれる存在であることを、世界に示したことになるようです。
(Happy Christmasからの引用)

今では、人工でさまざまな香りが作られています。
しかし、自然がつくる香りの複雑さを再現すことは難しいです。
だからこそ、自然の香りが高価で希少価値の高いものになっていると思います。
毎日つける香水には、宗教的な意味や歴史があり
東洋医学の世界にも通じる奥深いものです。

今年のクリスマスにあなたは
どんな香水をつけますか?

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